次の知事にはもっと緑を増やしてほしい!

自然

テレビニュースのタイトル映像にまるで未来都市を誇るかのような東京のビル街が映るが、僕はこのコンクリートジャングルカットはまったく嬉しくない。これは19〜20世紀の物量主義、環境破壊の成れの果ての風景だ。日本は中国のようなインフラ主義で喜んでいる国ではなくそれらをこなし終えた成熟した国だ。もともと日本には四季を感じさせる繊細な文化があり、日本人は自然を破壊するのではなく自然を取り込んでまた融合させて自然と共に生きてきた。

今、都知事選挙のまっただ中だが、次の知事にはもっと東京23区に緑を増やしてほしい。ビルの屋上や壁面の緑化政策を進めてほしい。僕は東京に住んでいるが、空気が悪い。これだけの巨大都市だから、星空が見えなくてもいい、蛍が見れなくてもいい、小鳥のさせずりが聴こえなくてもいい、でもせめて草木の香りがする空気が欲しい。東京五輪に向かってイケイケの東京で、緑化推進の話題はほとんどないが、僕は重要だと思う。