タイムスリップは夢だった!

 

永く生きていると過去を思い出す事が多い。過去に関わった人たちが時空を超えて夢にも登場する。江戸時代と変わらなかった幼少時代の田舎生活、楽しくも悩んだ高校時代、新聞部の記憶しかない大学時代、社会の裏側の人たちの巣だった安アパート、資金も経験もなく立ち上げた会社、バブル崩壊後の悲惨な時代、離婚には大変なエネルギーが必要と知ったこと、35年ぶりに故郷に戻っての活動で骨身にしみた田舎風土、、、キリがない。

先日、過去に戻ればあの時の状況は変えられるかも、と真剣に考えた。寝ている間にタイムスリップしてやろうと思い、過去に戻る、過去に戻る、と念じながら寝た。そしたら確かに過去に戻った。ただ2年程前だったのでもっと昔に行きたいと思っていると目が覚めた。クソー夢かぁ! 再度念じて寝る。さっきと同じ2年前。また目覚めて、また念じた。5回くらい繰り返した気がする。いずれも2年前。

朝、本当はタイムスリップしたんじゃないかと、すぐにスマホで今日は何年かを確認した。2018年! 過去には行っていない。やっぱり単なる夢だったんだ。。。収穫は途中で目覚めてもまたすぐに寝れば夢の続きに戻れたこと。

しようがない。すぐに過去になってしまう今を生き続けるしかない。そのデータはどんどん脳にインプットされて、僕のAIデータになる。それは必ず今後の人生に役立つに違いない。だって僕のオリジナルAIなんだから。

 でもまだ少しだけ過去に戻れるのでは、と心の片隅に、、。